交通事故にあったAさんに、事故後しばらくして保険会社から連絡があり、和解を持ち掛けられました。
Aさんはその金額が妥当なのかわからず不安でしたが、保険会社から早く和解に応じてくれないと提示金額を下げると言われ、渋々和解に応じる寸前の状態でした。そんなAさんのお子さんが、納得もできないまま和解するなんておかしいと、保険会社の提示について相談にお越しくださいました。
保険会社からの金額の提示について相談を受けた私は、項目ごとに金額アップが認められる可能性が高い部分やそうでない部分について丁寧に説明し、Aさんの信頼を得て保険会社との交渉に臨むことになりました。その後、裁判上認められうる金額をベースに粘り強く交渉を続けた結果、当初の提示額に比べ大幅にアップした金額での和解で解決することができました。
本件では、Aさんが保険会社と和解する前でしたので弁護士が介入し、最終的な示談金額アップを勝ち取ることができました。
保険会社からの提示前、あるいは提示後速やかにご相談いただければ、その後の交渉を有利に進めることができる可能性があります。
ぜひ、お早めにご相談ください。
依頼者は、離婚に向けて夫と話し合いをしていましたが、隙を突かれて子供を遠方にある夫の実家に連れ去られてしまいました。
相談を受け、受任後ただちに子の監護者指定、引き渡しに関して申し立てをし、仮処分も申し立てました。仮処分が出ると同時に、夫の実家の住所を管轄する裁判所の執行官と打ち合わせをしました。その後、強制執行の手続きをとり、警察官や専門家を伴い夫の実家から連れ去られた子供を取り返すことができました。
たとえ子供を相手方に連れ去られてしまっても、ケースによっては取り戻すことが可能な場合もあります。あきらめずに弁護士に相談しましょう。
Aさんの父が亡くなり、預金や不動産についてAさんの兄弟とどう分けるか話し合っていました。その中で、数十年前に父が離婚しており、前妻との間に2人の子がいることが判明しました。しかし、今はどこにいるのかわからず、連絡もとりようがなかったので当職に相談に来られました。
相談を受けた当職は、弁護士であれば住民票の写しや戸籍謄本を取り寄せることで連絡をとり、円満な解決の可能性が見込める旨を案内し、遺産分割について依頼を受けました。
その後、連絡先を調査したのち、粘り強く交渉を続けた結果、大きな争いになることもなく円満な解決を図ることができました。
どこにいるのかもわからない相続人がいるような場合、連絡先を調べることはもちろん、遺産分割を円滑に進めるうえでも弁護士の介入は大きな助けとなります。ぜひ、ご相談ください。
Aさんは出勤途中の電車の中で魔が差して痴漢をしてしまい、それを見ていた警察官により逮捕されました。警察から連絡を受けたAさんの奥さんは、私に連絡され、その日のうちにAさんが留置されている警察署に接見に向かいました。
接見の際に、本当に反省していたAさんと今後の方針について話し合い、被害者の方に謝罪をし、示談を目指す方向で依頼を受けました。
長期の身柄拘束をされてしまうと、会社に事件のことを知られ、失職の可能性もありましたので、示談交渉と並行して、身柄解放活動にも努めました。検察官から被害者情報を得て、慎重にコンタクトをとって交渉を続けた結果、被害者の方に依頼者の反省を汲んでいただき、示談にこぎつけました。その後、示談成立の結果を意見書とともに検察官に提出し、不起訴処分となりました。
被害者との示談活動の前提として、そもそも弁護士をいれないとコンタクト自体が困難です。
また、逮捕段階あるいは接見禁止がついている状態でも弁護士なら接見し、身柄をとられている方の現在の状態を確認し、不安を解消するお手伝いができます。豊富な示談実績を有する私に、ぜひご相談、ご依頼ください。